人工内耳（お子さま）

童謡を歌う。「あいうえお」を習う。「大好き」と言う。聴こえは、お子さまの生活のさまざまな面で重要な役割を果たしています。

高度から重度難聴の子どもは、早い時期に人工内耳を装用すると、耳から十分な情報を得られる可能性があるため、話しことばおよび言語能力の発達が促進されます。¹

 

人工内耳はどのような場合に装用が考えられますか？

人工内耳は、両耳に高度から重度の難聴がある子どもや、補聴器の効果が不十分な子どもに適しています。

人工内耳はお子さまにも効果がありますか？

• お子さまは生まれつき高度から重度の難聴ですか？

• お子さま は生まれつき聴力があり、その後に進行性難聴と診断されましたか？

• お子さま はご家族の声や大きな音に反応しないことがありますか？

• お子さま は話している人の方を向かないことがありますか？

• お子さま は大きな音にのみ反応しますか？

• お子さま は他の子どもたちの話すことをまねしないですか？

• お子さま は会話や言語の標準的な発達段階に影響が出ていますか？

• お子さま は言葉の習得が始まった後で難聴になりましたか？

• お子さま はほとんどの場合、読話（読唇）に頼っていますか？

• お子さま は先生の話を聴き、理解することに集中することで、疲れを感じているようですか？

人工内耳が役立つかどうかを知るには、いろいろな種類の聴覚技術に精通している耳鼻咽喉科の医師にご相談ください。