Nucleus®サウンドプロセッサの音声処理技術

レストラン、公園の遊び場、オフィスなど、どこにいても、サウンドプロセッサが聴取環境に自動的に適応します。

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このページの内容

  • 2つのマイクロホンが1つより有効である理由
  • SCAN* プログラムを搭載したSmartSound® iQが聴取環境に適応するしくみ
  • データログの有用性

コクレアの技術は、騒がしい環境においてもより良好な聴こえを提供します

装用者さまは毎日いろいろな場所へ移動します。そのため、どこにいても、サウンドプロセッサが最適な聴こえを提供する必要があります。

Cochlear™ Nucleus®サウンドプロセッサに搭載されている音声処理技術により、周囲の状況に合わせて聴こえを自動的に調整することができます。

搭載している機能

  • 背景雑音の低減に有効な2つのマイクロホン1

  • 音を聴き取りやすくする自動音声処理1-3

  • 背景雑音がある場合の対面会話で聴こえをより明瞭にする技術 

  • 装用者さまのサウンドプロセッサの使用方法に関する情報を医療従事者に提供するデータログ。この情報に応じてプログラムを調整できます。 

背景雑音の低減に有効な2つのマイクロホン

サウンドプロセッサに搭載された2つのマイクロホンにより、装用者さまは聴きたい音だけに集中できます。

コクレアの2つのマイクロホンは、1つのマイクロホンに比べて聴取成績を向上させます。1 2つのマイクロホンが背景雑音を自動的にフィルタ処理するので、聴きたい音が聞こえやすくなります。

ハイキングの後、山頂で家族とくつろぐ装用者、マティアス

「人工内耳にしてから、家族、妻、娘の話を問題なく理解できるようになりました」

- 人工内耳装用者、マティアス(米国)

聴取環境に自動的に適応するサウンドプロセッサ

SmartSound iQのSCAN*プログラムは、自然な聴こえを再現するように設計されています。拾った音を聴取環境に合わせて自動的に調整するので、手動で調節する必要がありません。

この機能は、

  1. 2つのマイクロホンが音をとらえてフィルターにかけます。
  2. 自動シーン識別プログラムであるSCANが周囲の状況を解析し、静寂下、雑音、風など6種類のシーンから聴取環境を特定します。
  3. 次に、SmartSound® iQプログラムが自動的に音を最適化し、様々な聴こえの状況に合わせて設定を調整して、より聴こえをサポートします。

Nucleus 7サウンドプロセッサにはフォワードフォーカス機能も備わっています。これは、騒がしい環境で聴こえを改善するための機能です。

背景の雑音を減らして目の前の会話に集中したいときに、装用者さま自身の操作でNucleus Smartアプリでフォワードフォーカス機能をオンにします。(フォワードフォーカス機能を使用するには、医療従事者がプログラミングで当機能を有効に設定する必要があります。)2,3

データログ:医療従事者に不可欠な情報

多忙な生活の中では、サウンドプロセッサをどのように使用したかを装用者さまが思い出すのは大変な日もあります。データログ機能は、使用状況を自動的に追跡して情報を記録することができます。

医療従事者はそのデータを確認して、使用傾向やシステムがどのように機能しているかについて重要な情報を得ることができます。

これに基づいて必要な微調整を加えることができるので、装用者さまは常により良い聴こえが得られるようになります。

小児装用者さまの保護者の方は、データログ情報を提供することによって、お子さまがNucleus人工内耳システムを十分に活用できているという安心感が得られます。 

また、医療従事者は小児の聴こえに関する以下のような情報をダウンロードできます。

  • 一日のうちで人工内耳を装用している時間数

  • 一日のうちに経験する様々な聴取環境

  • 一日を通して使用している音量レベル

装用者さまの聴こえの状況を記録する

Nucleus Smartアプリ+のもう一つの特別な機能である「聴こえの履歴」は、装用者さまが使用状況に関する情報を直接確認するためにあります。この機能はNucleus 7サウンドプロセッサで利用できます。

Nucleus Smartアプリの「聴こえの履歴」を使用すると、サウンドプロセッサ装用時の聴こえに関する重要な情報をモニターすることができます。

「聴こえの履歴」では以下のようなことが確認できます。

  • 話し声を聴いた時間:装用者さまがサウンドプロセッサをどのように使用しているかのモニターに役立つ指標です。

  • 「聴こえの履歴」は装用者さまが会話の環境におかれた時間をモニターし、話し声を聴いた時間を目標時間数と比較しながら容易に追跡することができます。

  • コイルオフの回数:一日のうちNucleus 7サウンドプロセッサの送信コイルからの電気信号が途切れた回数です。送信コイルを取り外した回数がわかります。

コイルオフの回数を減らすには、まず標準的な状況で送信コイルを取り外した回数を把握することが役立ちます。小児装用者さまの保護者の方は、お子さまがサウンドプロセッサを外した回数をモニターできます。

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お問い合わせ先

コクレアまでお問い合わせください。

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免責事項

この資料は医療従事者向けです。医療従事者ではないお客さまは、難聴の治療について医療従事者のアドバイスに従ってください。効果には個人差があります。担当の医療従事者が効果に影響を与える要素について説明します。  必ず取扱説明書をお読みください。お住まいの国によっては利用できない製品があります。製品情報については、お住まいの地域のコクレアの担当者にお問い合わせください。

コクレアの商標の全リストは、利用規約ページでご覧ください。 

示されている意見は個人の見解です。人工聴覚器があなたに適しているかの判断については、医療従事者にご相談ください。

* 背景雑音抑制(SNR-NR)、風切り音抑制(WNR)、シーン識別プログラム(SCAN)は、1) 聴取成績の判断と記録のため、静寂下と雑音下で客観的な語音聴取検査が受けられる、そして2) さまざまなプログラム設定の好みを説明できる6歳以上の装用者さまにお勧めしています。

+ Nucleus SmartアプリはApp StoreとGoogle Playからダウンロードできます。スマートフォンとの互換性情報については、www.cochlear.com/compatibility をご覧ください。

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対応するAppleおよびAndroid端末のリストは、www.cochlear.com/compatibility に掲載されています。

参考文献
  1. Mauger SJ, Jones M, Nel E, Del Dot J. Clinical outcomes with the Nucleus Kanso off-the-ear cochlear implant sound processor. Int J Audiol. Published online 09 Jan 2017 (DOI:10.1080/14992027.2016.1265156) [Sponsored by Cochlear].
  2. Amlani AM. Efficacy of directional microphone hearing aids: a meta-analytic perspective. J Am Acad Audiol 2001;12 (4):202-14.
  3. Stefan J. Mauger, Marian Jones, Esti Nel & Janine Del Dot (2017) Clinical outcomes with the Kanso™ off-the-ear cochlear implant sound processor, International Journal of Audiology, 56:4, 267-276, DOI: 10.1080/14992027.2016.1265156