グレアム・クラーク  奨学金2019

グレアム・クラーク奨学金のご案内

グレアム・クラーク奨学金は、人工内耳装用者およびBaha®装用者の方々が高等学校卒業後大学やその他の教育機関で、専門的な教育を受けることを支援する目的で、オーストラリア本社にて創設されました。奨学金の名前は、マルチチャネル人工内耳の生みの親である、メルボルン大学のグレアム・クラーク教授のお名前を冠しており、クラーク教授にも選考メンバーのお一人として参画いただいております。

奨学金のお申込み対象者等の詳細につきましては、「グレアム・クラーク奨学金 2019 お申込み要綱」をご参照願います。

多くの方々のご応募を心よりお待ちいたしております。

 

株式会社日本コクレア 代表取締役社長 清水博行

 *グレアム・クラーク奨学金2019のお申込み受付は、2019年5月31日に締め切りました。


グレアム・クラーク奨学金2019 お申込み要綱

お申込み資格:

・コクレア社人工内耳およびBaha®装用者で、現在、大学、短期大学、専門学校等で、専門教育もしくは技能、音楽・美術等の芸術などの勉学に努めている学生(2019年3月卒業見込みは対象外)

・日本コクレアで企画する人工内耳・Baha®啓発のためのイベント等 *1で協力できること

・2019年8月24日(土)に開催予定の授与式に参加できること

選考方法:

グレアム・クラーク教授、コクレア社アジア太平洋地域社長、及び株式会社日本コクレア社長で構成された選考委員会で選考し、1名の奨学授与者を決定いたします。

奨学金額:

¥1,000,000 (現金・一括払い) ‒ 返還不要

お申込み方法:

下記書類一式を申込み期限までにご送付ください。

- 応募申込書(指定の様式使用、署名及び写真付)

- 学業証明書の写し(直近のもの)

- 自己紹介書 *2

- 活動履歴/スポーツやその他の活動での表彰*3

応募書類の返却はいたしません。あらかじめご了承ください。

お申込み送付先:

〒113-0033

   東京都文京区本郷2-3-7 お茶の水元町ビル

   株式会社日本コクレア 奨学金受付係

お申込み期限:

上記書類一式 2019年5月31日(金)必着

申込受付が完了しましたらコクレアより通知いたします。 

  *グレアム・クラーク奨学金2019のお申込み受付は、2019年5月31日に締め切りました。


奨学金受賞者の発表:

7月中旬に授与者決定

2019年8月24日に開催予定の奨学金授与式、日本コクレアホームページおよびニュースレターにて発表

 

*1 一般の方、人工内耳を検討している方を対象とした人工内耳の啓蒙活動のサポートや、学生装用者への活動サポートをしていただきます。スピーチ、ニュースレターへの記事投稿、写真・ビデオなど撮影つきの活動があります。

*2 自己紹介書は2,000字以内で記載してください。現在大学や専門学校等で専攻している領域、卒業後の目標(やりたい仕事や就きたい職業等)、及びこの奨学金制度に応募した理由を必ずご記載ください。また学内外でご自身がリーダーシップを発揮している分野、サークル活動、またはボランティア活動等について、自己PRも歓迎いたします。

*3 高等学校から現在に至るまでの課外活動歴、競技会や試合、またはコンテスト等での受賞歴や達成した記録を10項目以内で記載ください。表彰状等があればその写しも同封してください。内容は具体的に記載してください。

 

お問い合わせ先:

株式会社日本コクレア マーケティング部 椙田(すぎた)

TEL: 03-5844-6956

Email: Otoiawase@cochlear.com
 

  



2015年授与者 山際 晶さんからのメッセージ

『応募から得たもの』 山際 晶

 私が応募したのは、4年前の大学2年の夏休みの事でした。当時は東京の理系大学で生命工学科に所属し、卒後は医学系の大学院に進んで研究職に就く事を漠然と考えて緩やかに過ごしていました。周りに難聴者がいない環境でやってきたため、10代は耳の事で常に悩んでいました。自分が障害を持っている事を受け入れられないまま大学受験の時期を迎え、医学の勉強に興味があるものの医学部の受験はしませんでした。大学に進学してみてやはり医学の勉強がしたかったのだと気付いたのですが、せっかく受験を終えたばかりで進路変更する勇気がなく、本心に蓋をして過ごしていました。

 そんな時家族や病院の先生に後押しされて応募する事にしました。健聴者と同じようには聞こえないため、成功体験に乏しいと自信を持てずにいました。何から書き出せばよいか分からず、とりあえず生まれた頃にまで遡って時系列に自分を振り返ってみました。一つ一つ言葉を丁寧に綴ってみると、今までの自分が文字化されてPCの画面一杯に広がっていました。すると、多くの挫折感を味わいながらも立ち止まる事なく一生懸命に努力を積み重ねてきた自分に気付く事ができました。そして、医学部に行きたいという思いが強く復活しました。この時初めて、障害を持つ自分を受け入れられるようになったのだと思います。グレアム・クラーク奨学金の対象者に選ばれた時は本当に驚きました。日本コクレア本社、オーストラリア大使館でスピーチする機会を頂いた事は私にとって大変貴重な経験となりました。

 応募した後すぐに医学部への受験勉強をスタートし、大学の勉強や卒業研究と並行して寸暇を惜しんで猛烈に勉強しました。そして幸運にも卒業と同時に狭き門である学士編入学をする事ができました。頂いた奨学金は、主にこの受験のために使いました。

 私は現在、のどかな出雲にて医学生をやっております。神話が地名からも感じとられるこの土地で勉学を重ね、いずれは耳鼻咽喉科医となって難聴医療に携わりたいと思っています。卒業後は東京に戻りたいと強く願っていますが、東京の病院は人気なので相当頑張らなければと気を引き締めております。

 人工内耳によって、本来の私では到底届かない聴力を得ました。そしてグレアム・クラーク奨学金へ応募する文を書いた事で私は自分を再発見しました。この再発見がなかったら、自信がないまま漫然と過ごしていたと思います。

 あなたもグレアム・クラーク奨学金に是非応募してみてください。新たな発見があるかもしれません。そして、その発見は選択肢を与えてくれて、必ずや自分の前に広がる道を豊かにしてくれるはずです。未来への新たな挑戦を心より応援しています。