よくあるご質問
人工内耳を装用する
- 運動に制限はありますか? スキューバダイビングや水泳はできますか?
- スピーチプロセッサの電池寿命は、どれくらいですか?
- スピーチプロセッサには、どんな種類の電池が使えますか?
- 「マイクロリンク」とは何ですか?
- MRI検査は人工内耳に安全ですか?
- 歯科医の治療で使用される、レントゲン検査は大丈夫ですか?
- 磁気を利用した玩具や磁気マットレスの使用はどうでしょうか?
- 静電気に、特に注意する必要がありますか?
- 運動に制限はありますか? スキューバダイビングや水泳はできますか?
水の中に入るときには、補聴器を耳から取りはずすのと同じように、体外装置を全てはずす必要があります。 人工内耳の体内装置は水の影響を受けません。 バスケットボール、ラグビー、サッカーなど、対戦相手の体に接触するスポーツでは、頭部を保護するために、ヘルメットなどの防具を着用してください。 ボクシングなどの攻撃的なスポーツへの参加はお勧めしません。 スキューバダイビングでは、体内装置が水深25メートルまでの水圧に耐えることが確認されています。 しかし、スキューバダイビングに参加する前には、病院の先生にご相談することをお勧めします。 その他の医療条件を考慮をする必要があるかもしれません。
- スピーチプロセッサの電池寿命は、どれくらいですか?
耳掛け型スピーチプロセッサの電池寿命は数日間ですが、携帯型プロセッサの充電池の寿命は通常1日間です。 一般的に、騒がしい環境では、スピーチプロセッサにより負担がかかるので、電池の消耗が早くなります。
- スピーチプロセッサには、どんな種類の電池が使えますか?
耳掛け型スピーチプロセッサでは、補聴器用電池に類似した、小型で高出力の空気亜鉛電池を使用します。携帯型プロセッサは通常、充電式電池、または単3型か単4型の標準乾電池を使用します(スピーチプロセッサの種類によります)。 ご使用のスピーチプロセッサに適した電池の種類については、日本コクレアまでお問い合わせください。
- マイクロリンクとは何ですか?
マイクロリンクは、補聴器や人工内耳を装用されている方々のための、小型化されたFM補聴援助システムです。 マイクロリンクの最新型受信機は、特に聴き取りが困難な状況において、話し手の声を理解できるようにスピーチプロセッサに直接取り付けます。 この超小型受信機は、フォナック社製のFM送信機であれば、どのシリーズとも互換性があります。 詳しくは、フォナック社のウェブサイトをご覧ください。 お子さまにFM補聴システムを希望される場合、地域の自治体(障害福祉課など)を通じて公費助成が受けられる可能性があります。成人の場合も、補装具の基準外給付の対象となる場合がありますので、詳しいことはお住まいの自治体(障害福祉課など)にお問い合わせください。
- MRI検査は人工内耳に安全ですか?
磁気共鳴診断装置(MRI)の磁場は、周辺の磁性材料に影響を及ぼします。 これは、人工内耳装用者、特に体内装置の磁石が固定されている場合には、安全上の問題を考える必要があります。 コクレアのインプラントは磁石を取り外すことができます。磁石を取り外した状態で、磁場強度が1.5テスラまでのMRI検査を受けることができます。磁石を取り外すことでMRI画像の品質に影響を与えることがなくなり、MRIの磁場の影響で磁石が動いたり、磁力が落ちたりする危険性もなく、安心して検査をうけることができます。 - 歯科医の治療で使用される、レントゲン検査は大丈夫ですか?
はい、人工内耳を装用していても、歯科医でX線写真を撮影してもらうことができます。
- 磁気を利用した玩具や磁気マットレスの使用はどうでしょうか?
一般的に入手できる玩具や磁気マットレスは磁場強度が低いので、安全にご使用いただけます。
- 静電気に、特に注意する必要がありますか?
静電気は、人体や物体に蓄積される電荷であり、多くの場合、本人も気づかないうちに生じます。 静電気は、二つの物体間で摩擦が生じたとき、または二つの物体が急に離れた際(例えば、合成繊維のジャケットを脱いだときなど)に、よく発生します。
コクレアの人工内耳システムには、静電気の対応策が適用されていますが、非常に高いレベルの静電気にさらされた場合、人工内耳システムに損傷が生じる可能性がわずかながら残されているのが現状です。 静電気が発生するような状況下(衣服の着脱や、乗り物から降りるときなど)では、人工内耳の装用者は、人工内耳システムが他の物質や人に触れる前に、金属性のドアノブなど何か伝導性のものに触って、静電気を逃す必要があります。
また、プラスチック製のすべり台やトランポリンなどで遊ぶ際は、事前にスピーチプロセッサをはずしておくよう心がけましょう。
人工内耳の両側装用を検討する
- 人工内耳手術は両側に同時に受けるべきでしょうか?
- なぜ人工内耳の両側装用が必要なのでしょうか?
- もう一方への人工内耳は、最初の人工内耳の手術からどのくらいの期間を
おくべきなのでしょうか? - 両側装用を開始後、どのくらいで両耳聴の効果が現れますか?
- 両側装用にはどのようなリスクを伴いますか?
- 私は人工内耳を片側に装用しています。 もう一方への新しい人工内耳が
既に装用しているシステムと異なっても大丈夫でしょうか? - 両側装用には、どのような(リ)ハビリテーションが必要ですか?
- 人工内耳手術は両側に同時に受けるべきでしょうか?
両側装用者の中には、一度の手術で両側に同時に人工内耳を埋め込む人もいますし、 最初は片側だけに埋め込み、後でもう一度手術を受けて、もう一方に埋め込む人もいます。 どちらが適切なのかは、装用者一人ひとりのさまざまな事情により異なります。 ご自分にどちらが適切であるかは、病院の先生にご相談ください。
- なぜ人工内耳の両側装用が必要なのでしょうか?
両側に人工内耳を装用することにより、教室や会議室、レストランなど騒がしい環境下での聴き取りが向上します。 その他にも、音の来る方向を認識する能力が向上する、どちらの方向からの音にも容易に適応できる、騒がしい環境下での言語理解が向上する、生活の質が向上するなど、人工内耳の両側装用が数多くの恩恵をもたらします。人工内耳を両側装用することで、聴き取りが困難な状況においても、お子さまの聴こえは向上することでしょう。 臨床研究によると、片方の耳に難聴がある小児は、教室での聴き取りや学習が困難な場合が多くあり、両側から聴こえるようになると、学業面や生活面において多くの恩恵を享受できることが示唆されています1-2
- もう一方への人工内耳は、最初の人工内耳の手術からどのくらいの期間をおくべきなのでしょうか?
答えは非常に簡単です。 できるだけ早い時期に両耳聴を得ることです。 多くの装用者は、最初の人工内耳の効果に満足し、すぐにはもう一方の装用まで考えません。 しかし、余り間隔を空けずにもう一方への人工内耳を装用する、または同時に両側装用することにより、人間の脳はより迅速に両耳聴に適応することが明らかになっています。 また、これにより片側のみの装用に慣れてしまうことを避け、術後の聴覚療育の負担が軽減されるという利点もあります。 お子さまの場合は、両側で同時に言語を学習することにより、重要な発達期の潜在能力を最大限に生かすことが可能となります。1 装用者によっては、人工内耳と補聴器の組み合わせにより、両耳聴を実現できる場合があります。 しかし、長期間にわたり併用を続けるうちに、補聴器を装用する方の耳から、両耳聴の効果が失われていく場合も多くあります。 このような場合は、たとえ最初の人工内耳の埋め込みから数年以上経っていたとしても、もう一方への人工内耳装用を検討したほうが良いでしょう。
- 両側装用を開始後、どのくらいで両耳聴の効果が現れますか?
装用者によっては、もう一方への人工内耳を装用後直ぐに聴こえが向上したと感じる方もいますが、 一方で、両耳聴の効果が徐々に現れる方もいます。 効果が現れる時期とその程度は装用者一人ひとりで異なり、失聴期間や最初の人工内耳または補聴器の装用期間など、さまざまな要因に左右される場合があります。
- 両側装用にはどんなリスクを伴いますか?
人工内耳の両側装用は、最初の人工内耳の埋め込みと同様、リスクは低いと考えます。最新のFreedomインプラントのContour Advance™電極は、繊細な蝸牛の構造を最大限に保護し、インプラントの信頼性は世界的に高く評価されています。 詳細につきましては、病院の先生にお問い合わせください。
- 私は人工内耳を片側に装用しています。 もう一方への新しい人工内耳が既に装用しているシステムと異なっても大丈夫でしょうか?
最初の手術で人工内耳をお選びいただいたときと同じように、もう一方の人工内耳もお選びください。コクレアの人工内耳システムは、優れた聴覚機能に加え、 高いインプラントの信頼性、さらに定期的なソフトウェアおよびスピーチプロセッサのアップグレードによる継続的なサポートを提供いたします。 両側の潜在的な聴覚能力を引き出し、双方の人工内耳の機能を最大限に生かすため、従来から使用しているスピーチプロセッサをアップグレードすることも可能です。
- 両側装用には、どのような(リ)ハビリテーションが必要ですか?
片側のみの装用、または両側装用にかかわらず、人工内耳を装用されたお子さまの場合、継続的な聴覚、音声言語のハビリテーションを受けることが大切です。 両側装用者の場合、より多くの音に接するため、音の方向を認識する能力の開発など、異なる療育メニューがプログラムに取り入れられる場合があります。
1Litovsky, RY. Cochlear Whitepaper. Biaural Hearing.
2Litovsky, RY. Cochlear Whitepaper. Potential Advantages from Bilateral Cochlear Implants.
3Gantz, B.J., Tyler, R.S., Rubenstein, J.T., et al. (2002). Binaural cochlear implants placed during the same operation. Otol. Neurotol. , 23(2): 169-180.
4Marvin, L., Chute, P.M., Rapoza, K. (2007) Speech Changes in Adults with bilateral and unilateral cochlear implants. Presented at 11th International Conference on Cochlear Implants in Children. April 2007 Charlotte, NC Clearer. Fuller.
5MRI approval varies by market.
より詳しい情報をお知りになりたい方は、病院の先生、または日本コクレアまでお問い合わせください。