Japanese
人工内耳の両側装用について
片目より両目の方が良く見えるのと同様に、人間の身体のしくみとして、両耳聴はより自然で質の高い聴こえをもたらす、 という研究結果が多く発表されています。
現在の世界的な傾向として、人工内耳の両側装用が新たな標準になろうとしています。 両側装用は、人工内耳に対する従来の考え方を変える画期的なソリューションです。 より自然で質の高い聴こえにより、人工内耳装用者はどこまでも広がる新しい音の世界を探求することが可能になります。
両耳聴とは、どのようなしくみなのでしょうか?
片耳での聴こえと、両耳での聴こえの違いを完全に理解するには、どのように脳が自然に音を処理するのかを知る必要があります。
脳の聴覚機能は、幼児期に最も顕著に発達し、私たちの脳は両方の耳で受け取った音に反応して、複雑な神経回路網を展開していきます。 音が一方向から聴き手に届くと、最初は音に近い方の耳から、次にもう一方の耳から、音が聞こえてきます。 それぞれの耳で聞いた音量の差は、多くの場合とても小さなものですが、私たちの脳は音を比較することができるので、聴き手は音に集中してその方向を特定することができるのです。
片耳聴と両耳聴
片耳聴

片耳だけで音を聴くということは、脳は距離や方向を識別するために必要な、もう片方の耳からの音の情報を受け取ることができません。 これにより、音を特定したり、 雑音の中で特定の音に耳を傾けたりすることが難しくなります。
両耳聴

例えば、3次元の世界を見るために両目を使うように、両耳聴では周囲の音を認識するために両方の耳を使います。 これにより、音の方向感や、雑音の中で特定の音を聴き取ることができるようになります。
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