ヒアリング・ゾーン

電気生理学に基づいた技術設計

蝸牛は高い音声処理能力をもつ器官ですが、非常に繊細な構造をしています。研究により、インプラントが発生する電気刺激は、蝸牛の特定の部位(ラセン神経節細胞)にだけ受容されることが確認されています。コクレアでは、この部位を「ヒアリング・ゾーン」と呼んでいます。

正常に機能している蝸牛では、蝸牛全体にある小さな有毛細胞が音を拾います。音は、この有毛細胞から樹状突起を経て「ヒアリング・ゾーン」内のラセン神経節細胞に伝達され、聴神経を経由して脳で認識されます。

未発達、または損傷を受けた蝸牛では、有毛細胞が音を効果的に拾うことができません。そのため、Freedomインプラントは、「ヒアリング・ゾーン」内のラセン神経節細胞を直接刺激するように設計されています。

自然な聴こえに近づけるために・・・

セルフカーリング電極アレイ   SoftipTM(ソフティップ)構造

人工内耳インプラントの電極アレイを蝸牛内に設置Tします。渦巻き型の形状により、聴神経により近い位置に電極を設置することができます。 コクレアの10年以上にわたる研究開発により、蝸牛の自然な輪郭に沿うように設計された独自の電極は特許を取得しています。

  手術中に繊細な蝸牛を傷つけないように、先端を柔軟な構造なっています。電極の大きな特徴である、このSoftip構造もコクレアの特許です。

的確な電極の配置   電気刺激に最適な長さ
AutoNRTTM (Automated Neural Response Telemetry)の使用により、インプラントが内耳の聴神経線維を効果的に刺激しているかどうか、病院の先生が直ぐに測定し、確認することができます。   コクレアの電極アレイは、音を聴くために刺激を送る必要がある部位にのみ収まる、適切な長さに設計されています。電極アレイが長すぎると、深部まで挿入してしまい、繊細な蝸牛を傷つける要因になってしまいます。

 

独自のデザイン

Freedomインプラントの渦巻き型の形状は、蝸牛の自然な輪郭に沿うように設計されたコクレア独自のものです。また、Freedomインプラントの電極アレイは22個の白金電極から構成され、その全てがこの「ヒアリング・ゾーン」に収まる構造になっています。繊細な蝸牛組織を確実に守るために、電極アレイの長さも最適な長さに設計されています。