人工内耳

人工内耳とは?

人工内耳は、未発達または損傷を受けた内耳に代わる役割をはたす医療機器です。 音を増幅する補聴器とは異なり、内耳(蝸牛)の損傷を受けた部分に代わって、脳に音の信号を送る働きをします。

人工内耳で聴こえるようになった、または再び聴こえを取り戻した人は、これまでに120,000 人を超えます。

人工内耳の適応条件は?

以下の場合、人工内耳の適応と考えられます。

  • 両耳とも平均聴力レベルが90dB 以上である。
  • 補聴器の装用効果がほとんどまたは全くみられない。
  • 蝸牛に電極が挿入できるスペースがある
  • 医療的禁忌がない
  • 家族の継続的な協力が見込まれる。

世界では人工内耳を両耳に装用している方はたくさんいらっしゃいます。両耳で聴くことにより、音のする方向が判断しやすくなり、音の聞き分けが容易になります。

人工内耳の効果は?

多くの人工内耳装用者の方が、以下の感想を述べています。

  • 補聴器装用時より聞こえやすくなった。
    専門の研究機関の評価で、文章の理解度が補聴器装用時の10%に対して、平均80%まで上昇したという報告もされています1
  • 騒音下での聴き取りが向上した
    会議の席やレストラン等、混雑した場所で会話しやすくなった。
  • 聞こえなかった音を取り戻せた
    雨音などの小さな音が聞こえるようになった。
  • 日常生活での安心感が増えた
    警報機や呼び出し、近づいてくる車の音が聞こえたり、自分がいる場所や状況が把握できるようになった。
  • 電話で会話が可能になった
  • 音楽を楽しめるようになった

聴こえに影響を与える要因は?

  • 失聴期間
  • 難聴の程度
  • 内耳の状態
  • その他の医学的条件の有無
  • 人工内耳での聴き取りの訓練

※人工内耳の聴こえには個人差があります。

1Arndt P,S Arcaroli J, Hines A, Ebinger K, "Within Subject Comparison of Advanced Coding Strategies in the Nucleus 24 Cochlear Implant" Cochlear Corporation,1999.



人工内耳システム

 

スピーチプロセッサ
(Nucleus 5 サウンドプロセッサ)

インプラント
(Freedomインプラント)

 

"お互いにコミュニケーションが良くとれるようになったので、家族全員がハッピーになりました!"

メンウェンの母