人工内耳の正しい理解

人工内耳システムの選択は、人生を左右しかねない大きな決断です。 このため、決断を行う前に、人工内耳を正しく理解しておくことが大変重要です。

1. コクレアの人工内耳は、優れた聴こえにより、世界で最も高い人気を誇ります

現在、世界で12万人以上の人々がコクレアの人工内耳を装用しています。 事実、世界中で、人工内耳の装用を検討した人の10人に7人がNucleus Freedom人工内耳システムを選択しています。 コクレアは、100カ国以上にわたり、3000以上の病院と協力関係を結んでおり、世界中のほぼどこにいても、サポートを受けることができます。

2. Nucleus Freedomは、性能と信頼性のベンチマークとなっています。

コクレアの優れた設計・製造工程と厳格な品質管理により、Nucleus Freedomは業界で最も信頼性の高いインプラントして、その地位を確立しています1。 例えば、インプラント内部の電子回路は、セラミック製ケースより耐久性および耐衝撃性が高いチタン製ケースで保護されています。 コクレアは、業界の実施基準に従って、厳正な報告を行い、また信頼性に関するEUの合意にも完全に準拠しています。 25年にわたる研究により、Nucleus Freedomインプラントで使用されているContour Advance™電極は、内耳で最も敏感に反応する「ヒアリング・ゾーン」への刺激に最適な長さを備えていることが確認されています2,3,4 これより電極が長いと、聴覚域を越えて繊細な蝸牛組織を損傷させてしまうおそれがあります。 性格な手術手技でContour Advance電極を挿入した場合、聴覚能力を最大限にまで高めることが研究結果により確認されています。5

3. 経済的な支援が提供される場合があります。

各国事情は異なりますが、特定の国では、人工内耳の費用に対する援助が提供される場合があります。 日本の場合、手術費用の大部分は健康保険、高額療養費支給制度およびその他の医療費助成制度でカバーされます。 詳しくは、病院の先生またはコクレアまでお問い合わせください。

4. コクレア社では、人工内耳に関して多岐にわたる選択肢を提供いたします。

コクレア社では、アジア太平洋地域における装用者の皆様に多岐にわたる人工内耳を提供しており、聴覚専門医が装用者のニーズ6に最適な人工内耳を選択できるように支援しています。 コクレア社は、最高の結果を実現するべく皆様独自の「聴覚機能」に合った人工内耳を提供しているため、安心してご利用いただけます。

5. 日常の聴こえを支える、コクレアの革新的なテクノロジー

コクレアのSmartSound 2は、飛躍的な技術革新により誕生したユニークな新機能です。 搭載された4つの高性能小型コンピュータにより、SmartSound 2が、様々な聴取環境に対応し、聴き取りが難しい環境下においても、最良の聴こえを提供してくれます。 また、Smart Sound 2には、聴取環境を想定して開発された
Everyday(エブリデイ)、Noise(ノイズ)、Focus(フォーカス)、Music(ミュージック)の4つの「使用環境」が予めプログラムされています。

6. 人工内耳システムにより、装用者は音楽を楽しむことができます。

人工内耳は本来、スピーチ(話し言葉)の理解を助けるために開発されました。音響理論上、スピーチと音楽は同じ性質をいくつか共有していますが、両者にはまた重大な相違点も存在します。 音楽を聴いて楽しむ能力には、一人ひとりの聴覚の構造や嗜好、音楽のジャンル、聴取環境のすべてが大きく影響します。 SmartSound 2 のMusicは、「音楽を聴いて楽しむこと」を目的に開発されています。

音楽を聴いて楽しむには個人差があり、多くの装用者は訓練を必要とします。 しかし、コクレアは、
再び音楽を楽しんでいただけるように、その可能性に挑戦し続けています。

7. コクレアは、スピーチプロセッサのアップグレードにおいて、優れた実績と経験を誇ります。

コクレアは、初期に人工内耳手術を受けた方々を含む、すべての装用者の方々に、最新の音声処理技術をお届けできるように常に努力いたしております。 例えば、1983年に人工内耳手術を受けた方々に致して、今日までに5回のアップグレードを提供しています。これらのアップグレードはいずれも、新たな外科手術なしで行われています。 (他社の人工内耳では、1回のアップグレードに13年以上掛かったケースがあります。)

コクレアの製品をお選びいただくことにより、装用者の方々は生涯にわたり、常に最新の聴覚技術をご利用いただけるようになります。
これは、今日と将来への決断です。

8. コクレアの人工内耳システムは、MRI検査に対応しています。

正確な診断方法として、磁気共鳴画像法(MRI)の検査が増加する現在、MRI検査への対応は、人工内耳システムを選択する上で大きな判断要素となります。

コクレアの人工内耳システムは、
最新のMRI検査にも対応できるように設計されています。 インプラントから磁石を取り外すことにより、装用者は1.5テスラ7までMRI検査を受けることが可能になります。 これにより正確な画像診断が保証され、また必要に応じて、一定期間内に何度も検査を受けることが可能になります。 あなたやお子様が強度の高いMRIが必要になった場合、医師は比較的簡単な手順で磁石を取り外すことができます。 他の装置では完全に人工内耳を取り外さなければならない場合があります。これは費用もかかり、大変な作業です。

9. 両耳による聴覚が、自信と安心感をもたらします。

人工内耳の両側装用が、より自然な聴こえをもたらし、装用者に自信と安心感を与えます。 コクレアは、他社に先駆けて人工内耳の両側装用に取り組んできました。また、両側の耳にコクレアの人工内耳システムを装用することで、日常の操作やアクセサリの管理が容易になります。 コクレアのマッピング・ソフトウェアは、2つのサウンドプロセッサの調和が保たれるように、双方を容易に調節することが可能です。
また、Freedomサウンドプロセッサには、登録されたインプラントのみに対応するように制御するユニークな機能も備えています。

さらに詳しい情報

コクレア製品の特徴について、さらに詳しい情報をご希望の方は、
病院の先生にお問い合わせください。

参考資料

1. Cochlear Nucleus Reliability Report, Vol 5, June 08
.
2. Shepherd, R. , et al. Electrical stimulation of the auditory nerve: The effect of electrode position on neural excitation. Hearing Research 1993; 66:108-22.

3. A riyasu, L. , Galey, F. R., Hilsinger, R. , Jr. , Byl, F. M. Computer-generated three dimensional reconstruction of the cochlea. Otolaryngology Head Neck Surgery 1989, 100, 2; 87-91.

4. B lamey P, et al, Pitch Matching of Electric and Acoustic Stimuli, from Clark, Cowan, International Cochlear Implant Speech and Hearing Symposium, Ann Otol Rhinol Laryngol Suppl. 1995, 166; 220-222.

5. Aschendorff A, Kromeier J, Klenzner T and Laszig R, Quality Control After Insertion of the Nucleus Contour and Contour Advance Electrode in Adults. Ear & Hearing, 28:755-795, 2007.