音に囲まれた生活を楽しんでいます

「私にとって片側の耳は、単にイヤリングをつけるだけものではなくなりました!」

グレンダ・フロイランドさんは、公立高校の補助教員として、特別支援学級で学習援助を行っています。外見も中身も、50歳とは思えないほど、とても若々しいです。 ご主人のイアンとの間に生まれた子どもたちは3人とも既に成人しています。そんなグレンダさんに、彼女が体験している人工内耳の両側装用について話して貰いました。

私が、最初の人工内耳を左耳に装用したのは2008年8月のことでした。 手術はとてもうまくいきました! 人の声が聞こえて、何を話しているのかが分かり、電話までも再び使えるようになったのは、まったく驚くべきことでした。

その翌年には、右耳にも人工内耳の手術を受けようかと真剣に検討していました。 しかし、これは私にとって難しい決断であり、正直に言って、躊躇い(ためらい)もありました。というのも、右耳は重度の聴覚障害で20年以上も音を聴いておらず、リハビリテーションが長くて困難もものになるであろうと思われたからです。

聴覚担当の先生から両耳聴の長所と短所について説明をうけ、2007年7月、思い切って手術に踏み切りました。 今では、あのとき、決断して本当に良かったと思っています。 驚いたのは、音入れをした瞬間に何を話しているのか理解できたことです。これは、20年以上もの間、右耳がまったく聞こえていなかった私にとって非常に信じ難いことでした。

特に、騒音下での聴き取りは顕著に向上し、そのような環境での聴取検査において、30%も成績が向上したのです! 日々の仕事においても、その恩恵は明らかでした。聴こえに集中する必要がなくなったので、一日の終わりに疲れきって帰宅することもなくなりました。

二側目の人工内耳手術を受けてから直ぐに、娘の結婚式がありました。 披露宴では、BGMとして生バンドが演奏しており、以前であれば会話するには困難な環境でした。 しかし、プロセッサのプログラムをSmartSoundTM 2のNoise(ノイズ)に切り替えたおかげで、人との会話だけでなく、バンドの音楽も同時に楽しむこともできたのです! すごいでしょう!

今の私は、再び音楽を楽しめるようになってきています。多くは、耳が聞こえなくなる前によく聴いていた曲です。 カントリー・ミュージック(アメリカ合衆国南部が発祥の音楽)が楽しめるようになるなんて、とても嬉しいことですね。

人工内耳の両側装用は、はるかに私の予想を超えていました。

2つの耳で聴くと、話し声は完全なものになり、声の表情も分かりやすくなります。 音はいっそうリアルなものになり、 よりクリアで深みのある音になるのです。

音がどの方向から聞こえてくるのかも分かるようになりました。これは、片側だけの人工内耳ではできなかったことです。 サイレン音が聞こえても、周りを見渡してそれがどこから発せられているのか、確認しなくても済むようになりました。 私にはわかってしまうんです。 安全面を確保できるということは、私にとってとても重要なことなのです。

「聞こえる」生活はすばらしいものです。職場でも家庭でも、外でのお付き合いにおいても。 私は自立した人間にもどることができ、ほとんど問題なく生活のあらゆる面において、積極的に参加できるようになりました。

本来の自分でいられる私は、本当に幸せな人間だと思います。